北京への道2008 こんな凄い奴がいた第2章~ニッポン水泳列伝・金メダルの秘策~
- 08/7/17(木)22:00~22:54
2008年北京オリンピックに向けておくる第2弾!過去15個のメダルに輝いている水泳競技・平泳ぎの凄い奴を大特集!
Cast
ナビゲーター:長田渚左 初田啓介(TBSアナウンサー)
ゲスト:池井優(慶応大学名誉教授)
高橋繁浩、岩崎恭子(水泳)
池谷幸雄(体操)
中継ゲスト:吉田沙保里(女子レスリング)
番組内容
2008年北京オリンピックに向けておくる第2弾。今回取り上げるのは、過去15個のメダルに輝いている水泳競技・平泳ぎの凄い奴たち。1928年アムステルダム大会にて金メダリストとして輝いた鶴田義行から前回アテネ大会で2種目制した北島康介まで。なぜ平泳ぎは日本のお家芸となったのか!?
日本平泳ぎの歴史を縦軸に、その鍵を見ていきます。ドキュメント部分は鶴田義行、葉室鉄夫、古川勝、田口信教、北島康介。脈々と続く技の継承、勝利の秘策をご紹介します。
そして、もうひとつのお家芸体操から相原信行(1960年ローマ大会・体操金メダル)が世界の度肝を抜いた「片手倒立」を成功させるまでの秘策を。
過去のオリンピック映像をたっぷりとお見せしながらスポーツの素晴らしさをお伝えしていきます。そして、北京を目指す現役アスリートたちとテレビ電話中継を結び、選手たちの近況をお伝えします。
今回登場する凄い奴
■鶴田義行「変幻・魚霞の術」
1928年 アムステルダム大会/水泳200m平泳ぎ 金メダリスト
海兵団に入隊していた鶴田の仕事は軽巡洋艦「由良」でボイラーに石炭をくべること。海で泳ぐのは得意だったが、プールは苦手だった彼が編み出したのが「鶴田式ターン」だった。大きな手でターンやゴールのときに水しぶきをあげ、審判の心理だけでなく、観客の心をつかんだのだった。
■葉室鉄夫「水中飛行」
1936年 ベルリン大会 水泳200m平泳ぎ 金メダリスト
独自の泳法を編み出し、金メダルを奪取した葉室。通常15mほどの潜水で苦しくなるが、水深40cm以下だと水の抵抗が少なくなる理論を活かし、25mも潜る秘策。さらに葉室はカエル泳法から身体の力を抜き、優雅に泳ぐコツを得た。体力の消耗を極力抑える術も身につけていたのだった。
■古川勝「水の層を読む」
1956年 メルボルン大会 水泳200m平泳ぎ 金メダリスト
第二次世界大戦後、日本に初の金メダルをもたらした古川勝。天才スイマーが苦悩の末編み出したのは、画期的な潜水泳法だった。当時平泳ぎはバタフライと同一種目で、古川は手は平泳ぎ、足はバタフライの泳法で泳いでいた。しかし、突然平泳ぎとバタフライがそれぞれの競技として独立。迷っていた古川に潜水を進めたのは葉室だった。やがて古川は8かきで45mも潜水する驚異的な泳法を確立。天才は、水には早く進める層と苦しい層があることをひらめいたのだった。
■田口信教「号砲速射」
1972年 ミュンヘン大会 水泳100m平泳ぎ 金メダリスト
メルボルン大会後、潜水泳法が禁止されてからも日本の平泳ぎは世界から注目されていた。そんな中、ミュンヘン大会で凄い奴が現れた。田口信教。誰よりも早くスタートするため、手の指をスタート台の両サイドに差込、ぎりぎりの前傾体制が飛び込む。こうすることにより0.2秒早く飛び込めるのだが、そこに至るまで田口は4年間費やすのだった。
■北島康介「猛禽類の眼」(仮)
2004年 アテネ大会 水泳100m200m平泳ぎ 金メダリスト
平泳ぎ特集の総仕上げとも言うべき存在、北島康介。未完の大器が世界の頂点を極めるまでの道のりを振り返る。
■相原信行「片手倒立」
1960年 ローマ大会 男子床 団体金メダリスト
華麗な演技が飛びかう現在の体操界。新技開発の原点に、相原信行がいる。東京五輪以降、体操はアクロバティックの傾向が強まっていった。ローマ大会で見せた相原の「片手倒立」は競技で言う“静”の代表的な技である。学者肌の相原が実現したその凄い技は、今の現役選手でもできないだろうといわれる秘儀である。
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