関口宏のザベストセレクション

「限界 吾(わ)の村なれば」(’11年03月19日放送)

人口の二人に一人がお年寄りという集落を限界集落と呼ぶ。過疎が進み限界を超え、コミュニティーが回らなくなる。

岡山と鳥取県境の山あいの村・新見市神郷釜村(しんごう・かまむら)でも、そんな集落が目立ってきた。
農民作家・太田忠久さん(77歳)の住む田口地区は、16戸が12戸に減った。人口も20人までに減った。太田さんは上から11番目の年齢。高齢化で次々に氏子を返上、たった3軒が氏神様を祭る。田も荒れるにまかせたところも目出つ。フクロウがなかないと太田さんは言う。

小学校も統合を繰り返す。同じ神郷の油野では、この春、小学校が閉校した。
自慢の神楽が舞われ、紅白の餅がまかれた閉校式、村のセンターが消えると住民が涙ぐんだ。

「産業のない所には人は住まない」と牛飼いの平田五美さんは憤る。
日本で最古の血統牛という「竹の谷蔓牛(たけのたに つるうし)」を復活させた。中山間地域を生かすのは和牛しかないという。カヤや笹を刈って餌にし、12頭の牛を飼う平田さん、去年は300万円の実利があった。

山の木が売れず、米は減反の山里。田んぼトラストを試みる人たちもいる。
限界の集落を支える一つが車で回る行商、80歳近い女性もそのひとり。

今、限界の山里で何が起きているのか、岡山県一寒いと言われる山里の冬、春、初夏を密着する。

「天使たちの真実~元従軍看護婦の証言~」(’11年02月26日放送)

第二次大戦中、戦場に出たのは兵士だけではなかった。
前線で負傷したり病気にかかったりした兵士を治療するため、多くの医師や看護師たちが、活動していた。

戦地へ派遣された看護師は、3万5千人以上、そのうち千人以上が殉職したという。

終戦後、命からがら帰還した従軍看護婦たち。
取材に応じたある女性は、その体験を「見てはいけないものを見てしまった」と、語っている。
また、別の女性は帰国の舟が舞鶴港に着いたとき、目に映ったのは「したたるような緑」だったと。

思い出すのもつらく、苦しい体験。そんな彼女たちの証言を、ぜひ多くの人に聞いてほしい。

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「最後のいっぴき物語」(’11年02月19日放送)

『レッドデータブック』という本がある。
ここに記載されているのは、絶滅の危機に瀕した生物である。
現在、哺乳類だけでも70種の絶滅危惧種があるという。

その中には、ツキノワグマも含まれる。近年、人里に下りてきて、農作物を荒らしたり、人家に侵入したり、とニュースでも話題になっているが、九州や四国・中国地方では、絶滅のおそれがあるのだという。

そんなツキノワグマの保護活動を行う人びとをリポート。さらに、カナダの「熊の刑務所」と呼ばれる保護施設の実態などもご覧いただき、クマと人間が共存していくために、私たちができることを考えたい。

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「工藤公康 不死鳥伝説~投げて、投げて、そして投げる~」(’11年02月12日放送)

現在、プロ野球現役最多勝の記録を持つピッチャー・工藤公康の半生記。

昨年秋、西武ライオンズから戦力外通告をうけた工藤。このニュースを聞いて、多くの人が「引退」という文字を頭に思い浮かべたのではないだろうか。
しかし、工藤本人は「現役で投げたい」と、記者会見で語った。

今年48歳になる工藤公康は、なぜ「現役」にこだわるのか?

工藤の半生をVTRで振り返りながら、スタジオで関口宏が工藤の真意に迫る。

「坂東玉三郎が愛した肥後の里 廃墟から甦った歌舞伎小屋 ~八千代座 100年物語~」(’11年02月05日放送)

新作

熊本県北部にあり、平安時代から湯の町として、その名が知られている歴史ある町・山鹿。

その山鹿に、歌舞伎役者・坂東玉三郎が20年通い続けている。
その理由は、100年前に建てられた、八千代座という芝居小屋があるからだ。
木造で江戸時代の雰囲気を残した立派なこの芝居小屋も、20年ほど前には、地元の人が「お化け屋敷」と呼ぶほど、荒れ果て、解体の危機を迎えていた。

団扇屋、司法書士、葬儀屋…と、芝居には関係ない職業の人たちが「八千代座を甦らせたい」という熱い思いで結ばれ、玉三郎の心を動かしたのだ。

八千代座の百年を振り返りながら、山鹿の町と人びとの暮らしの何が、玉三郎をひきつけたのか? その魅力を探る。

人間の戦場III 中東・命の水をめぐる闘い~「和平」ロードマップに書かれない戦場~(’11年01月29日放送)

この作品の舞台は、イスラエルだ。今も争いが絶えないこの地の、その争いの素となっているのが
「領土・人種・宗教」
だ。
この3つが複雑に絡み合って、終わりの見えない紛争が、今も続いている。
そこに新たに加わった要素が
「水」

「ヨルダン川」の水を、周辺各国が取り合うという事態もまた、続いている。

今回は、この地域の「水」をめぐる争いに焦点を当てて、紛争について考えてみたい。

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地球は生きている 第二章「大地に生かされる民」(’11年01月22日放送)

地球が誕生してから46億年。
地球が生まれてから現在までを「一年」とすると、人間(ホモサピエンス)が誕生したのが、<12月31日午後11時37分頃>、つまり最後の一日、しかも夜の11時過ぎになるという。

この作品には、アマゾンのジャングルに住む
「裸の民・ゾエ」
が登場する。
彼らは、ジャングルで石器時代の生活を今も続け、衣服を着ない、いわゆる「裸族」だ。
彼らが身にまとっているのは、わずかに口にさしている木の棒「プックル」だけだ。これは、自分たちを他の部族と区別するためのもので、これを人前ではずすのは、「恥ずかしいこと」なのだという。

大地からおおいなる恵みを受け「大地に行かされる民」の姿をじっくりご覧いただきたい。

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「決断の握手」~理解と誤解の日中30年秘史(’11年01月15日放送)

2002年初回放送

当時の首相・田中角栄と中国首相・周恩来によって共同声明が発表され、日中国交正常化が成し遂げられて39年。
この作品は、2002年、両国の正常化から30年後に、当時の極秘文書や証言をもとに、その舞台裏を描いた。

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「イルカが僕らに勇気をくれた」(’11年01月08日放送)

アメリカ・フロリダで行われている「イルカ」によるセラピーに密着したドキュメント。
近年、人間が動物と触れ合うことによる“いやし効果”が、医療の現場で認められている。
このような治療を「動物介在療法=アニマルセラピー」と呼ばれている。
特に、イルカとのふれあいは、効果が高いとされている。
世界中からイルカによるセラピーを求めて、子どもとその親たちが集まって来る現場で、カメラが捉えた子どもたちの成長や変化をご覧いただきたい。

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「建築が語るもう一つの明治~西洋化の波に揺れたエリートたち~」(’10年12月18日放送)

明治維新。人びとは「西洋化」を目指し、一気に走りだした。建築の世界も例外ではなく、嵐が吹き荒れた。その象徴として語られるのが、今はなき「鹿鳴館」である。
現在も残っている、当時の建築物の中で異彩を放っているのが「築地本願寺」。東洋的、日本的なものを色濃く感じさせる、不思議な建物だ。これを設計したのが「伊東忠太」である。
彼は、西洋化一辺倒の世間に対して、東京帝国大学建築学部の教授として、唯一、日本建築史の講義を行った。
山形出身の伊東忠太の足跡を、同郷の作家・佐高信氏がたどる。

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「命の水辺はいま~日本の水が危ない!」(’10年12月11日放送)

地球上のあらゆる命を支え、人の体や生活と一瞬でも切り離すことのできない水。
とりわけ日本人は古くから水と親しみ、水に学び、稲作をはじめ水の恩恵を暮しに上手に取り入れてきた。
しかし、水道水が100%近く普及した現代。人びとはしだいに水に無関心になり…
その一方で、石油にかわり21世紀は水をめぐる争いの世紀となるのではないかと、懸念されている。日本人は、水とどう向き合っていったらよいのか…。
今、日本の、ある“水辺の町”が注目を浴びている。「水と共に生きる町」。そこには、現代の私たちが忘れかけている水と人間との深いつながりが残されていた。
関口宏が郡上八幡を訪れ、水について、改めて考える。

大アフリカ5「パワー」(’10年12月04日放送)

BS-TBS開局記念特別番組として制作されたシリーズの第5話。
アフリカ大陸の大西洋沿いに2000キロにわたって広がり、年間降雨量25ミリにも満たない、「ナミブ砂漠」と、その過酷な環境の中で暮らす生物を見つめる。
さらに、アフリカの歴史に長い間暗い影を落とした「奴隷・植民地・アパルトヘイト」。1994年に、南アフリカが撤廃したことで、最後まで残っていたアパルトヘイトも終止符を打った。しかしそこから始まったアフリカ各地における大混乱。その意味は何だったのかについて考える。

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「消えた横山大観名画の謎~史上最大の美術展に賭けた男の野望~」(’10年11月20日放送)

昭和5年に177点の日本画を集め、ローマで開かれた「日本美術展」。この展覧会を仕掛けたのが大倉喜七郎であった。ホテルオークラの創業者である大倉は、美術にも造詣が深く、大倉集古館という日本初の私立美術館を設立している。
ローマでの「日本美術展」に大きく関与したのが、ムッソリーニだった。当時のイタリア首相で、大の日本びいきだったこともあり、展覧会の後、行方不明となった135点の作品も、ムッソリーニの手に渡った可能性が高いと考えられた。
その中には、横山大観作「立ち葵」という屏風も含まれていた。
画家でタレントとしても活動している城戸真亜子が、消えた「立ち葵」をはじめとする135点の作品の行方を尋ねるドキュメンタリー。

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「遷都1300年!唐招提寺物語~木が証す天平の終焉~」(’10年11月06日放送)

唐招提寺金堂建立の謎に、使われた木材から迫るドキュメント。

唐招提寺を開いたのは、仏教の戒律を伝えるために、唐からやってきた高僧「鑑真」。しかし、唐招提寺ができた当時、ここは「私立の学問所」だったという。
では、いつ、誰が、現在のような立派な「金堂」を建てたのか?という謎を解くために用いられたのが「年輪年代測定法」という技術だ。
この技術を駆使して、唐招提寺金堂の建立された年代が特定された。そこから導きだされる真実とは?

「灼熱のサバイバルアート~砂漠を埋めた5万人 バーニングマン’07」(’10年10月30日放送)

アメリカ・ネバダ州で毎年開かれる「バーニングマン」というアートフェスティバルに密着したドキュメンタリー。

毎年8月の1週間だけ、砂漠の真ん中に5万人もの人が集まる。参加者は、テントやキャンピングカーに寝泊りしながら、思い思いのアートを披露する。また、このフェスティバルの象徴「バーニングマン」という木でできた像と、木造寺院が中心に作られる。そこは、期間限定の、砂漠に突如現れた”街”なのだ。
この期間限定の”街”のルールには、ゴミはすべて持ち帰る、会場でビジネス(金銭の授受)をしない、といったことがある。そして、一番このフェスティバルを象徴しているのが「『傍観者』になるな」というものだ。

砂漠で繰り広げられる、1週間の非日常を追った。

「ナスカ地上絵の真実~大地に刻まれた祈りのライン~」(’10年10月23日放送)

「ナスカ地上絵」に、それまでとはまったく異なる解釈を提示する作品。

誰が何のために作ったのか? 謎が謎を呼ぶ「ナスカの地上絵」に、新しい解釈が提示された。それは「地上絵は見るものではない」というもの。
地上絵は、鳥や猿といった図柄が有名だが、直線、台形といった図柄のほうが多いという。これに着目し、地上絵は何か実用的な目的のために作られたのではないか?というのだ。

では、その「実用」とは何なのか? その謎に迫る。

「大アフリカ 王国」(’10年10月16日放送)

大型ドキュメンタリー「大アフリカ」シリーズの第4弾。

かつてアフリカの地には、いくつかの王国があった。
その繁栄を支えていたのが「塩と金」。
16世紀に大航海時代を迎えると、ヨーロッパ人がアフリカに進出し、アフリカの地に銃を持ち込み、奴隷貿易へと繋がり、王国は消えた。
アフリカの民は、世界中に散らばり、彼らの音楽もまた、ともに広がった。

西アフリカ・ガーナの音楽のカギを握るのが「12/8・3/16」。
ガーナの人びとは、この2つのリズムを組み合わせて演奏するという。そして、作曲家・久石譲は、そこにジャズの源があるのではないかと考え、西アフリカ・ガーナを訪れる。

「日本の寿司が世界を変える~ロンドン・パリの回転寿司」(’10年10月09日放送)

ヨーロッパで人気を呼んでいる「スシ」ブームに着目したドキュメンタリー。

近年、アメリカやヨーロッパで、日本の寿司が人気メニューとなっている。特にヨーロッパでは、「回転寿司」の見た目の面白さと合理性、そしてヘルシーな食べ物であると捉えられているからだという。
その普及に一役買っているのが、「寿司ロボット」。
熟練の職人がいなくても、一定の水準の寿司を提供できるからだ。

番組では、食のエキスパートとして知られるエッセイスト・玉村豊男が、ロンドンとパリで、スシがどのように受け入れられているのかをリポートする。

「あの時だったかもしれない テレビにとって『私』とは何か」(’10年10月02日放送)

テレビは、その創世記に「生」という特性を活かして、急速に普及した。
昭和34年にあった「皇太子ご成婚パレード」を各局が競って生中継したことで、テレビの普及台数も大きく伸びを見せた。

その中継中に「生」の強さを実感するある出来事に遭遇したのが、村木良彦だった。

その後、テレビは生中継だけでなく、VTRを編集した番組も作られるようになり、テレビにしかできない表現を求めて、さまざまな試みが行われている。

テレビ創世記に、製作者たちが感じていた「テレビにしかできない」事とは何だったのか?
その答えを追い求めた一人のテレビマンの軌跡を追いながら、考える。



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「遷都1300年!唐招提寺物語~仏像が秘める天平の極み~」(’10年09月18日放送)

唐招提寺の仏像の魅力に迫るドキュメント。

2000年から10年に亘り行われた平成の大修理では、国宝に指定されている3体の仏像も修復と科学的な調査が行われた。
その過程で撮られた「仏像のX線写真」。
天平時代に作られた仏像は「脱活乾漆」という、いわば「プラスの技法」で作られていたのだ。

今回の修復では、この「脱活乾漆」を忠実に再現することにもチャレンジしている。
そこに注目して、平成の匠たちの挑戦をご覧いただきたい。

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「人間の戦場 呪われた大地に生まれて」(’10年09月11日放送)

「イスラエルとパレスチナ」。
この地で続く戦いの背景にあるものは、何か? 日本人には理解することが困難かもしれない。
この、イスラエルとパレスチナの間に続く憎悪の連鎖を知るためのキーワードが
「シオニズム」
だという。

何度も繰り返され、終わりの見えない中東戦争。なぜ、この戦いは止まないのか、この地に住む人々は、どのような悲しみ憎しみを背負って生きているのか…。


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「封印された旋律~ガス室に消えた音楽家たち~」(’10年09月04日放送)

第二次大戦中、ナチス政権に迫害を受けていたユダヤ人たちの心を癒したのは、音楽だった。
戦後、テレジン収容所で「未完の楽譜」が発見された。
わずか25歳でガス室へ送られたといわれる作曲家、ギデオン・クラインの「バイオリンとチェロのための二重奏」だ。
彼は、生きた証として楽譜を書き、隠していたのだ。
この楽譜を完成させ、演奏したヴァイオリニスト・二村英仁を追ったドキュメントをお送りする。

今回のもう一つのポイントが「イスラエル」。
クラインを知る人を探して、二村はイスラエルに向かったのだ・・・。

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大アフリカ3 「ヒト」(’10年08月28日放送)

初回放送:2000年12月3日

サルから進化したといわれる我々、人類。その起源については、まだまだ謎が多い。サルから進化したとすれば、我々に近い類人猿がもっといてもいいのではないか? そんな疑問も湧いてくる。
360万年前の人類の足跡が、アフリカ大地溝帯で発見され、ヒトの起源はアフリカにあることが明らかになった。
しかし、その発見も膨大なミッシングリングの中の、ほんの一部にしかすぎない。
「何かが欠けている」。その「何か」を探すため、化石の発掘を続けている人がいる。俳優・小林薫がその現場に密着した記録。

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大アマゾン孤高の民族(’10年08月21日放送)

ベネズエラとブラジルにまたがるアマゾン奥地で、文明と隔絶した生活を送る、原住民・ヤノマミ。
彼らの考え方が端的に表れているのが「ナブとヤノマミ」という言葉だ。ナブとは“人間以下”、ヤノマミとは“人間そのもの”という意味だという。
そして、番組では、文明社会と言われるわたしたちと決定的に違うのが、彼らが「愛」を意味する言葉を持っていないということだと考える。なぜ、彼らは「愛」という言葉を持っていないのか?それは、彼らにとって「愛」は当たり前すぎる事柄だからなのだという。
わたしたちは、文明の発達の中で、この「愛」をどこかにおき忘れてしまったのではないか? そんなことを考えながら、ご覧いただきたい。

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8.15玉音放送を死守せよ・・・ 異なる目的のために命をかけた2人(’10年08月14日放送)

今年の8月15日は65回目の終戦記念日。
敗戦を日本国民に知らせたのが「玉音放送」だった。
この放送は、前日8月14日の夜、皇居の中に機材を持ち込んで、密かに録音された。
しかし、このことを知った一部の陸軍中堅幹部が「放送阻止」を狙い、クーデター未遂を起こした。
放送を行うために銃をつきつけられても録音原盤を死守した男と、それを阻止するために命がけで立ち上がった男…。
「玉音放送」をめぐる事件の生き証人の貴重な証言に、耳を傾けてほしい。

そして、そこからみえてくるのが「メディア論」。
戦時下における「メディア」の果たすべき役割とは? さらに、本来「メディア」とはどうあるべきなのか? をこの作品は問いかけている。

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銀座今昔物語(’10年08月07日放送)

新作

関口宏がカメラを片手に、歩いて・見て・食べて・聞いて・感じた、
銀座。

表通りだけを歩いてもわからない銀座をじっくり探訪。
関口宏が、地元の方々の案内で、銀座のお稲荷さん、ビル屋上の養蜂場、喫茶店を通り抜ける路地などを訪ねたり、お話を伺う。
「銀座には他とは違う何かがある。それは何なのか?」を確かめるために、歩きまわり、街の歴史と魅力に触れる。
お茶の間で関口宏と「銀ブラ」を楽しもう!

キレない子どもを育てる(’10年07月24日放送)

初回放送:2001年5月20日

「きれる」。広辞苑には「我慢が限界に達し理性的な対応ができなくなる」とある。1990年代初頭に使われ始めたこの言葉は、2000年に起きた「西鉄バスジャック事件」で注目された。
アメリカで多発する銃乱射事件や、韓国、中国などでも無差別殺傷事件が次々に起きている。
こうした悲劇を繰り返さないための取り組みが、日米それぞれの教育現場で行われている。そこで重要視されているのが「人との関わり方」だという。
「秋葉原無差別殺傷事件」や「マツダ工場12人殺傷事件」など、最近でも「きれる」ことが引き起こした事件は後を絶たない。
日米それぞれの教育現場の取り組みを取材したこの番組を、通して「人との関わり方」について、改めて考えてみたい。

<初回放送当時の番組資料>
☆こどもたちが「キレる!!」
その対策で先進国のアメリカから、日本が得ることは・・?

みどころ
最近の調査によると、日本の小中学生の3人に1人が「小さなことでイライラすることが多い」と感じているという。そして保護者の4割が「子どもが何を考えているかわからない」と不安を訴えている。「キレる」「むかつく」という言葉が使われたり発せられたりすることが、このところ急激に多くなってきた。「キレる」とは怒りが抑えられずに衝動的に行動を起こす状態を指す言葉だが、他者との関わりの中で小さなことにイライラし、その感情を衝動的な暴力に訴える子供たちが増えているのだ。そして大人たちは、イラつく子供たちを不安気に見つめているという状態ではないだろうか。
アメリカではおよそ10年前から、こうした「キレる子供」への対策に取り組んできた。
果たして、効果は表れているのであろうか?そして、日本が参考に出来ることはあるのだろうか?アメリカのこれまでの成果と現在も抱える問題点を踏まえて、過去10年間のこの問題に対する取り組みを紹介する。さらに、日本で始まった新たな取り組みなどもリポートする。

超歴史スペクタクル!古代エジプト 夢と冒険(’10年07月17日放送)

初回放送:2003年1月2日

かつてピラミッドは「王の墓」であるとされてきた。しかし、近年の研究の成果から、それは否定された。
では、ピラミッドとは何なのか?
番組の監修を担当した吉村作治氏によれば「ピラミッドは、当時の壮大なる公共事業だ」という。
さらに、ピラミッド建設の真の目的は「死後の世界」と大きく関連していた、と吉村氏は語る。
そこで今回は「死後の世界」について考えてみる。

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天才ダ・ヴィンチの予言~もうひとつの「最後の審判」~(’10年07月10日放送)

初回放送:2006年1月3日

「鏡面文字」とは?
あのレオナルド・ダ・ヴィンチが書き残した、膨大なメモの中で使われている、不思議な文字である。
ダ・ヴィンチが書き残したメモの中でも、特に有名なのが「レスター手稿」。世界の大富豪たちの間を渡り歩いてきた、このわずか18枚のメモ。そこにはどんな魅力があるのか?
さらに、これまでに知られていなかった、ダ・ヴィンチが描いた「最後の審判」の存在が明かされる。ダ・ヴィンチの「最後の審判」に込められたメッセージとは?

人類最強の天才とも称される、レオナルド・ダ・ヴィンチが遺したメッセージの意味を探る。

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遷都1300年!唐招提寺物語 「色彩が語る天平の美」(’10年07月03日放送)

初回放送:2010年3月13日

世界遺産にも登録されている奈良の唐招提寺。昨年11月に10年あまりの歳月をかけて行われた、大修復作業が完了した。
その作業の最初から長期密着取材を行い、様々な角度からこの大改修と、そこから明らかになった唐招提寺の秘密を紐解くドキュメンタリーを、折にふれて放送してきた。

今回は、創建当時の唐招提寺の色彩を復元する、という作業から見えてきた「1200年前の人々が描いた色の世界」がテーマである。
そのポイントになるのが、「青」という色だった。
当時の「青」をどのように再現するのか?

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大アフリカ2 「生命(いのち)」(’10年06月26日放送)

初回放送:2000年12月2日

雄大なアフリカを舞台とした、人と動物と大地の物語を、長期取材によって描き出したネイチャー・ドキュメント5部作の第2話をお届けする。

広大なサバンナの中で繰り広げられる、壮大な生と死のドラマ。ひとつの「死」が他の多くの「生」を支えている。
「百獣の王・ライオン」の生態を見ていくことで、サバンナではぐくまれる生命の物語をお伝えする。


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最後の鷹匠~月山に抱かれ家族と共に生きる~(’10年06月19日放送)

初回放送:

山形県のほぼ中央、出羽三山のひとつに数えられる月山が舞台の、ヒューマンドキュメンタリーをお届けする。
主人公は「鷹匠<たかじょう>」。
東北地方最後の鷹匠である松原英俊さんに、8ヶ月にわたって密着取材した。

そして、その取材の中で見えてきたのが
「父と子の絆」
である。
極寒の2月末、雪深い月山山中で、親子はウサギ狩りに出かけます。その様子を通して、親子の姿を描く。

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プラネットカラー~人類を翻弄した「青」(’10年06月12日放送)

「地球はなぜ青いの?」「空はなぜ青いの?」 そんな疑問を、誰もが一度は抱いたことがあるのではないか。
人は空や海の色である「青」に憧れを抱き続けてきた。
それでは、どのようにして、その憧れの「青」を手に入れて来たのか。
西洋と日本とでは、一口に「青」と言っても、そこには感覚の違いがある。
人類と「青」との歴史、「青」が私たちにもたらす影響を、ひとつひとつ解明していく。

○ 人は「青」に恋焦がれ、突き動かされてきた
「地球は青かった…」人類初の宇宙飛行士ガガーリンは、かつてこう語った。
 確かに、宇宙から見た地球の色は青。しかし、意外にも地球上の生物に「青い」ものは、極めて少ない。「青」は人類にとって、空や海の色として日常的に眼にしながら、手にすることの困難な色だった。たやすく手に入れることのできない「青」に人類は恋焦がれ、追い求めてきました。この「青」という色が、人類を突き動かし、歴史を変えたのである。

○ 小さな街の歴史を変えた「青」 <イタリア>
 イタリア南部の都市・アマルフィ。この小さな街の名を人類の歴史に刻み込んだのが、ラピスラズリという青い鉱石だった。ツタンカーメン王のマスクにも使われていたように、服飾品としてエジプトやメソポタミアなどで取引されていた。そのヨーロッパにおける交易拠点として、アマルフィは栄えたのである。

○ 西洋絵画の歴史を変えた「青」 <イタリア>
 西洋絵画の歴史を大きく変えたのも「青」だった。古来、キリスト教絵画では「青色」は、天の神を象徴する色。特に聖母マリアのマントや衣を描くためだけに使われた、濃く深い青は「マドンナブルー」と呼ばれた。この色を作るのに使われたのも、ラピスラズリ。当時、黄金に匹敵するほどの価値があった。そして、15世紀の画家が再現に成功した青は「ウルトラマリンブルー」と名付けられ、特に重要な部分にだけ使われるようになった。

○日本の歴史を変えた「青」 <日本>
 ヨーロッパとはまったく違う「青の文化」が、江戸時代に花開いた。
 戦国武将たちは、戦意を高揚させるため、鎧兜や旗印に赤や金色を好んで使っていた。しかし、江戸幕府が開かれ平和な時代が訪れると、政権をより磐石なものに固めるため、青を奨励する政策が打ち出さた。それが「ジャパンブルー」と呼ぶにふさわしい「青」=藍染めである。人の心を鎮めるために選ばれたのが「青」だった。その効果は、今日では科学的にも証明されている。
赤や金を使った華々しい色合いが禁じられた結果、人々は微妙に異なる「青」ひとつずつに名前をつけ、その違いを楽しむ文化を生み出した。

 この他、様々な自然の青、人類が生み出した青(青磁、青いバラ、ブルーレイ など)も取り上げる。

巨大建築に魅せられた男~エッフェル塔・自由の女神・パナマ運河にかけた半世紀~(’10年06月05日放送)

東京スカイツリー建設が進み、日々の話題に上ることも少なくありません。今回は、19世紀にすでにこうした巨大建造物の建設に関わった一人の男のドキュメンタリーをご覧いただきます。
今回のポイントは、「悪評」。
今でこそ、パリの代名詞ともなっているエッフェル塔ですが、建設当時は、パリの人々からは大ブーイングを浴びせられたのだとか。
エッフェル塔、自由の女神、パナマ運河の裏側をじっくりとお楽しみください。

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風の歌が聴きたい~音のない世界に生きる聴覚障害夫婦の16年~(’10年05月29日放送)

聴覚障がいのある夫婦が築く家族の絆を16年間に渡って描いた感動のドキュメンタリー!
今回のテーマは「音」、そして「山あり谷あり」。
1992年~1997年に、TBSで放送した聴覚障がいのある夫婦がトライアスロンに挑戦するドキュメンタリーは、大きな反響を呼び、大林宣彦監督によって、映画化もされました。
16年に及ぶ長期密着取材によって、今回、この夫婦と子供が新たに直面した壁、そしてそれを乗り越えていく姿を見つめています。

2008年:ATP賞テレビグランプリ 総務大臣賞受賞作品

詳しい番組内容はこちらを参照

アジア最後の秘境~世界遺産・コモド諸島 激流の海に挑む~(’10年05月22日放送)

5月22日は「国際生物多様性の日」。それにちなんで、世界遺産にも指定されているアジア最後の秘境・コモド諸島の自然を捉えた番組をお届けします。
今回のポイントは「雄大な食物連鎖」。
コモド諸島を取り囲む”激流の海”と、そこに生きる多様な生物をじっくりご覧下さい。

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四万十川 究極の体感飛行~超低空飛行がとらえた日本最後の清流~(’10年05月15日放送)

高知県の西部を流れる全長196kmの四万十川。「日本最後の清流」としても知られ、名水百景にも選ばれています。
今回のポイントは、「超低空撮影」、そして「カメラマン魂」。
「鳥になって四万十川を眺めてみたら…」そんな夢を、現実に見せてくれたのが、飛行撮影家・矢野建雄さんです。
それまで誰も見たことがなかった「鳥の視線」で見た四万十川を、ハイビジョンでご覧下さい。

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神々の響きを求めて 熊野千年の時を超えこだまする音(’10年05月01日放送)

環境音楽家・長屋和哉が、山岳信仰の中心地である熊野の玉置神社で行ったライブの模様を中心に、彼の音楽作りに大きな影響を与えたという、熊野にも注目しました。
古くから多くの人の信仰を集め、日本人の心の故郷ともいえるのが、熊野。
「日本人の音の原点」をテーマにお届けするドキュメンタリー。


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十二代目市川團十郎の魂 350年の名跡を継ぐ(’10年04月24日放送)

歌舞伎の名門・市川家に生まれ、「市川團十郎」という歌舞伎界の大名跡を受け継いだ、十二代目團十郎。その肩には、「責任」という重圧がのしかかっている。

華やかな襲名披露公演から、早いもので四半世紀。そして、初代團十郎誕生から350年という節目の年でもある2010年。
初舞台、海老蔵襲名、團十郎襲名という、これまでの人生の節目となる公演を行った、歌舞伎座の建替え工事が始まろうとしている。
父・十一代目はもちろん、明治の名優で「劇聖」と賞賛される九代目團十郎も、役者人生の本拠地としていた桧舞台。そして、明治・大正・昭和・平成にわたって、数多の名優が芸を競い合ったのが歌舞伎座だ。
その建て替え前、最後の舞台を当代團十郎が、家の芸「助六」で締めくくった。

現在の華やかな舞台姿、若くして父を亡くし様々な困難を乗り越え現在に至るまでの歩み、日々の生活、さらに彼を突然襲った病との壮絶な闘い。
また、父・十一代目が撮影した8mmフィルムの映像も、初公開!

十二代目市川團十郎の栄光と苦悩、そして彼を支える人たちの絆の物語を、「責任」「家族」というキーワードから見つめる。

大アフリカ1「大地」(’10年04月17日放送)

初回放送:2000年12月

アフリカを真正面から捉え直し、新たな「アフリカ像」を描き出した、開局記念特別番組。
ナレーターに緒形拳を迎え、久石譲の書下ろしたテーマ曲とともに5夜連続で放送した中から、第1話「大地」をセレクトしました。旅人は、養老孟司。

博識と見識を誇るドクター養老が雄大な自然をたずね、アフリカの地理的神秘「大地溝帯」に迫ります。

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